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【ガンズアンドローゼズ】ドラッグ!セックス!ロックンロール!狂える90年代の寵児

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私が高校生くらいの頃だったでしょうか。

友人との会話の中で「長髪が似合う男性は誰だ」という話題になり、私はただ一人

アクセル・ローズを推したのを覚えています。

他の票はキムタクやブラッド・ピットやら。

無論私の主張はあっさり弾き飛ばされました。

 

 

Guns N' Roses

結成:1985年

ジャンル:ハードロック

 

 

長髪男性投票に遅まきながら異論を投じるならば、まずキムタクは無いですね。

当時日本では長髪を「ロン毛」と呼んでいましたが、この語感がまずダサい。

そしてブラッド・ピットの長髪は男性の私でもセクシーさを感じますがキムタクからは

感じられません。

うん、ブラピの長髪はセクシーで格好良かった。

映画「インタビューウィズヴァンパイア」はその最たる作品でしょうか。

脚本は微妙でしたが中世の吸血鬼役にどことなく上品さを漂わせる演技は共演の

トム・クルーズやアントニオ・バンデラスの影を感じさせないほど際立っていました。

そしてこの映画のエンディングこそ今回紹介するガンズアンドローゼズであり、その

ボーカルが長髪男性選手権で私が投票したアクセル・ローズであります。

よし、つながった!

 

 

バンドは85年に結成、86年にレコード会社と契約、そして87年にモンスターアルバム

「アペタイト・フォー・ディストラクション」を発表。

ゆっくりゆっくり1年近く売れ続けてセールスを伸ばしました。

シングルカットも全米10位以内にチャートインし、華々しいデビューを飾ります。

88年にはミニアルバムを発表。

8曲中2曲がカヴァーでしたが、ガンズのカバーは本当に良い!

その後もボブ・ディランの「Knockin' on heaven's door」やローリング・ストーンズの

「悪魔を憐れむ歌」(先述の映画のエンディング)をカバーしますが、どれも高い

クオリティを示してくれます。

割と原曲に忠実ながらよりメロディアスに聴かせるのはやはりアクセルの歌唱力と

ギターであるスラッシュの表現力のなせる業なのかもしれませんね。

 

91年にはアルバム「ユーズユアイリュージョン」ⅠとⅡを同時発表。

世界中のチャートのトップを飾ります。

同時にワールドツアーを敢行し、ツアー中にカバーアルバムも発表。

どれだけ稼ぐんだという勢いで90年代前半のトップバンドに君臨します。

ちなみにワールドツアーでの来日時、92年2月には東京ドーム3daysを敢行!

この前の月にはX-JAPANも東京ドーム3days公演を開催しています。

ロックが熱かった時代ですね♪

 

 

バンド構成はVO,Gx2,B,Dの5人構成。

特長はやはりアクセル・ローズの歌唱力が挙げられるでしょうか。

代名詞のハイトーンボイスは彼特有の声質であり、裏声にディストーションをかけた

ような歪み具合はまさにオンリーワン!

そうかと思えばバラードでは低音も披露しますし、まさにロックシンガーになる為に

生まれてきたような人間と言えるでしょう。

冒頭の長髪選手権の件で散々ビジュアルも持ちあげた事ですし、MVもどうぞ。

バンダナやホットパンツといった出で立ちは当時でも微妙だったと思われますが、

アクセル・ローズに関してはセクシーさに加え危なさも感じられます。

これこそがブラピに勝る理由!

ブラピがロックシンガーになっても客と喧嘩する事はないでしょう。

やっぱり当時のアクセル・ローズは今見ても格好良いです。

 

ワールドツアーも成功し、まさに絶頂を迎えていたバンドですが、94年から崩壊へと

向かいます。

それまでも薬がキマり過ぎていたメンバーをアクセル・ローズが解雇したり、 

アクセルのやり方についていけなくなったメンバーが脱退したりといざこざが絶えない

バンドでしたが、95年にはギターのスラッシュがソロ活動でアルバムを発表したら

アクセルが「出すならガンズ名義で出せよ!」と怒りだし訴訟問題にまで発展。

呆れたスラッシュはバンドを脱退しました。

その後もアクセルの恐怖政治は続き、結局98年にはアクセル以外の初期からの

オリジナルメンバーは全員バンドを去る形に。。

というかアクセル以外は全員ドラッグ中毒者なのに、一番まともに思えたアクセルが

実は一番やばいやつだったなんて、本当に人間ってわからないものですねw

 

バンドは新たなメンバーを加えてなんとか存続し、音楽活動も再スタート。

2001年にはブラジルのロックフェスに出演して久々の表舞台への登場となりましたが、

あのセクシーだったアクセルが丸々としたメタボになって現れた事で別の意味で世界が

衝撃を受けました。

2008年にアクセルはマネジメント会社との契約を発表しますが、実はこの会社は

ガンズを抜けた元メンバーが主体となって結成されたヴェルヴェット・リボルヴァー

というバンドのマネジメントも担当しており、不仲が続いていたアクセルが元メンバー

達に歩み寄った形となります。

ガンズ史においてはここが一つの大きなインパクトとも言えるでしょう。

同年、17年ぶりとなるニューアルバム「チャイニーズ・デモクラシー」を発表。

タイトルの時点で中国をディスっている事もあって中国国内では発売禁止に。

とはいえガンズの新譜という話題もあって、世界でたくさん売れました。

 

2014年にはベースの離脱により初期メンバーであるベースのダフがバンドに一時復帰。

翌年にはこちらも初期メンバーであるギターのスラッシュがダフと共に正式復帰。

不仲はすっかり和解されていたようです。

これはもう先述のマネジメント会社の尽力が有ったからでしょう。

グッジョブ!

 

バンドは現在VO,Gx2,B,KBx2,Dという7人の大所帯で活動中。

そしてこの記事を書いている2018年5/1まさに今日、バンドは新サイトをオープン!

https://www.gnr.fm/#/

このカウントダウンは何を意味するのか・・。

まさか・・・

 

 

Appetite for Destruction

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