ここが変だよ緒方監督

とにかく暑かったこの週末ですが、少し時間が取れた事もあってプロ野球の

中日ｘ広島三連戦を作業がてらTV観戦していました。

試合を見ていたら気になる采配が有ったので、今回はその事について触れてみたい

と思います。

まずは4/20(金)に行われたカード初戦。

スコアはこちらです。

7回の表裏だけで1時間を超えた打撃戦ですね。

中日は今シーズン最多となる20安打を放っての勝利となりました。

そして気になったのは7回裏の中日の攻撃です。

7回表が終わって7－4と広島リードの状況。

この回から広島は先発野村に代わって中継ぎの中田が登板しました。

中田は先頭のアルモンテを二ゴロ、次のモヤに二塁打を喫しますがその次の平田を

キャッチャーフライに打ち取りツーアウトまでこぎつけます。

しかしここから中日打線が怒涛の六連打！

一気に5点を返して逆転、中田は降板となりました。

私だけでなくこの試合を見ていた誰もがおそらく気になったのは

「なぜ中田をもっと早く代えないのか？」

という事でしょう。

プロの投手が六連打を浴びるなんて相当屈辱的な事だと思われます。

プロとはいえ人間ですから日によって調子が悪い日もあるでしょうし、調子が悪そうと

感じたら代えるのが普通の采配でしょう。

まして六連打のうち最後の四本は左打者に対して浴びたものですから、右投手の中田を

代えるタイミングは常に有ったように思われます。

中日ファンとしては集中打が見られて嬉しい限りでしたが、顔面蒼白の中田を見て

いると緒方監督の采配にはやはり疑問が残ります。

この試合の前日に広島はヤクルトと延長12回を戦っており、そこで中継ぎ陣をだいぶ

使ってしまったのでこの試合はなるべく他の中継ぎ陣を休ませたかったというのが

おそらくは緒方監督の考え方なのでしょう。

でもでも、これがきっかけで中田のメンタルが壊れて移籍志願という事にもなりかね

ませんし、やっぱり選手への愛情が感じられない采配のように受け止められました。

この試合を広島ファンはどう受け止めたのか気になるところです。

続いては翌日のカード2戦目。

スコアはこちらです。

広島ジョンソンと中日ジーの両外国人投手による投手戦でした。

最後はモヤが8回裏に決勝ホームランを放って中日が逆転勝ち。

というかモヤやばい。

そんな試合で私が気になったのは4回表の広島の攻撃です。

試合は序盤から中盤へ、点差もまだ一点差と試合の流れはどちらに転ぶか分からない

状況ですね。

4回表の広島の攻撃は六番安部からのいわゆる下位打線でしたが、六・七・八番が連続

出塁してノーアウト満塁の大チャンスを作ります。

いつもの広島打線ならここで一気に畳みかけて試合の主導権を握り、そのまま勝利へと

突き進む王道の勝ち方への布石となるべきイニングだった事でしょう。

打順は九番投手ジョンソン。

中日ファンの私はまずジョンソンでワンアウトを取ってそこからタナキクマルとどう

勝負するか、そんな算段をしていました。

結果から先に書くと広島はまさかの強攻策！

ジョンソンに打たせますが平凡な打球がセカンド真正面に転がりホームゲッツー。

続く田中もレフトフライに終わってノーアウト満塁のチャンスを活かせず無得点に

終わりました。

ノーアウト満塁で三塁ランナーは俊足の阿部。

考えられる選択肢としてはスクイズやゴロゴーなど多岐に渡りますが、バッターが

投手のジョンソンとなると普通に考えたらサインは「振るな」でしょう。

三振でもワンアウト満塁で自慢の上位打線にチャンスが巡ってきます。

ジョンソンがサインを見逃したのか、あるいは無視したのか、はたまた打てのサイン

だったのか、我々ファンは内情が分からないので結果論でしか評価できませんが、

緒方監督が裏をかいたつもりの「打て」だったとしたらそれは悪手なように思います。

なんかもう采配が不思議すぎて訳が分からなくなってきました。。

緒方監督と言えば就任一年目の2015年、「隙あらば野間」を筆頭に数々の謎采配を

繰り返してファンの反感を買った経緯が有ります。

改心したのか翌年からリーグ連覇と文句無しの成績を残しますが、この金曜と土曜の

試合を見た限りちょっとまた不穏な空気を感じてきました。

まぁ私は中日ファンなので相手が勝手に自滅してくれるのは大歓迎なのですが、日本の

野球のレベルが低いと見られてしまうのは癪に障ります。

ファンが納得する「普通」の采配でも充分戦える戦力だとは思いますが、はてさて今年

の広島カープはどうなるのでしょうね。

って今日も中日勝ったー！