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【スリップノット】辺境の田舎から生まれた混沌が世界を狂わせる!USメタルの支配者!

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今回紹介するのはスリップノット!

私が今まで聴いてきたバンドで間違いなく一番ヤバいバンドです。

重音中毒が悪化したきっかけと言っても過言ではないでしょう。。

 

Slipknot

結成:1996年

ジャンル:ヘヴィメタル

 

構成は怒涛の9人組!

VO,Gx2,B,Dにパーカッションx2、サンプラー、DJの9人組です。

最初にショップで日本版のデビューアルバムを手に取った時は赤いつなぎを来てグロい

マスクを被った9人組のジャケ写を見て「9人のバンドって意味不明w」と思ったもの

です。

CDの帯にはお世辞にも格好良いとは思えない「猟奇趣味的激烈音楽集団」という

キャッチコピー。

外れ臭さを感じつつも9人だとどういう音なんだろうという興味も有ってCDを購入した

のを覚えています。

 

自宅に帰ってあまり期待せずに聴いてみると想像の遥か先を行く圧倒的な音圧に

一瞬にしてやられました。

ヘッドフォンから届く音に膨大な破壊力が宿っています。

音楽を聴いて破壊力を感じたのは後にも先にもスリップノットが初めてでした。。

アルバムを聴き終えた後しばらく放心状態だったことも覚えてますw

 

デビューアルバムでバンドは一躍シーンの主役に駆け上がり、世界もすかさず反応。

私の当時の愛読書「クロスビート」でも毎月のように特集が組まれライブや新譜の

情報が届くようになりました。

スリップノットを深く知っていくと次に気になったのが彼らのライブパフォーマンス

です。

とにかく激しい曲調なのでバンドもオーディエンスもすごい事になっていそうだなと

想像するも、当時はYoutubeも無くDVDも黎明期なので、実際にアメリカに飛ぶか輸入

ビデオでも見ない限りは彼らのライブを感じる事ができませんでした。

早速CDショップを周ってスリップノットのVHSビデオを購入、ほとんどMVでしたが

ライブ映像もちょっと有り、聴覚だけでなく視覚的にも彼らのヤバさを感じ取る事が

できました。

グロいマスクを被ってひたすら頭を振って怒りをぶちまけるそのパフォーマンスは

ただただ圧巻でしたし、それでも演奏は引くほど上手、スリップノットという存在自体

が混沌としていて夢でも見ているのかと思わせてくれる内容でした。

ビデオは今でも実家で保管しているのですが、もしかしたら今なら高く売れるかもw

 

 

スリップノットの初期メンバーはアメリカのアイオワ州出身です。

娯楽も刺激も乏しいアイオワという田舎で生まれ育ち、農場で働くくらいしか展望が

見えない若者が将来に悲観して、そして環境に絶望した結果スリップノットが生まれた

のだとしたらそれはまさにアイオワのビッグバンと言えるでしょう。

田舎のマイナスの力が怪物を生んだ稀有な例です。

恐るべしアイオワ。

 

バンドの成功の数ある要素の一つとして名プロデューサー、ロス・ロビンソンの存在も

挙げておく必要が有るでしょう。

とにかく当時のロック界では彼が参加すると売れまくる敏腕ぶりで、日本に例えると

小室哲哉や秋元康クラスと思っていただければ分かりやすいでしょうか。

デビューから3作目のアルバムまで彼は曲作りに参加、バンドがスターダムになる礎を

築き上げた功労者と言えるでしょう。

ありがとうアイオワ、ありがとうロス・ロビンソン!

 

 

バンドはデビューからコンスタントにアルバムを発表、CDセールスもツアー興行も

順調でしたが、2010年に初期メンバーの一人であるベース担当のポールが急逝し、

バンドは転換期を迎えます。

2013年にはバンドの屋台骨であり私も大好きだったドラムのジョーイが脱退。

ライブのセットリストには長尺のドラムソロが組まれるくらい人気と実力を兼ね備えた

ドラマーだっただけにジョーイの脱退は本当にショックでした。。

 

バンドは現在暫定メンバーを加えて6枚目のアルバムを制作中。

(制作してるはずだよね?)

重音中毒者の一人としてスリップノットの新譜を心待ちにしています!

 

Slipknot

Slipknot

  • スリップノット
  • メタル
  • ¥2000